韮崎市議会 > 2020-09-03 >
09月03日-01号

  • "財政"(/)
ツイート シェア
  1. 韮崎市議会 2020-09-03
    09月03日-01号


    取得元: 韮崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-07
    令和 2年  9月 定例会(第3回)          令和2年第3回韮崎市議会定例会議事日程(第1号)                   令和2年9月3日(木曜日)午前10時開会日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 諸報告日程第3 会期の決定日程第4 市長所信表明---------------------------------------出席議員(16名)    1番 中島美弥子君    2番 功刀正広君    3番 秋山祥司君     4番 金井洋介君    5番 木内吉英君     6番 小沢栄一君    7番 内藤正之君     8番 渡辺吉基君    9番 浅川裕康君    10番 守屋 久君   11番 宮川文憲君    12番 清水康雄君   13番 田原一孝君    14番 輿石賢一君   15番 一木長博君    16番 小林恵理子君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により出席した者の職氏名   市長       内藤久夫君   副市長      内藤一穂君   秘書人事課長   樋口治元君   総務課長     筒井清重君   総合政策課長   長谷川尚樹君  市民生活課長   野口文香君   税務収納課長   竹野はるみ君  福祉課長     横森弘樹君   産業観光課長   東條匡志君   長寿介護課長   貝瀬京子君   健康づくり            中山信次君   建設課長     保阪昌春君   課長   上下水道課長   保坂武資君   会計管理者    保阪明美君   市立病院            仲澤俊彦君   教育長      堀川 薫君   事務局長   教育課長     佐藤道平君---------------------------------------事務局職員出席者   議会事務局長   宮澤祐仁君   書記       清水淳子君   書記       表 咲良君--------------------------------------- △表彰状の伝達 ◎議会事務局長宮澤祐仁君) 本会議に先立ちまして表彰状の伝達を行います。 去る5月27日、全国市議会議長会第96回定期総会が開催され、一木長博議員に表彰状が贈呈されましたので、宮川議長より伝達を行います。 宮川議長、前にお願いいたします。 一木長博議員、議長の前にお進みください。 ○議長(宮川文憲君) 表彰状 韮崎市 一木長博殿 あなたは市議会議員として20年の長きにわたって市政の発展に尽くされた。その功績は特に著しいものがありますので、第96回定期総会にあたり本会表彰規程により特別表彰をいたします。 令和2年5月27日 全国市議会議長会会長 野尻哲雄 代読。(拍手) ◎議会事務局長宮澤祐仁君) 自席へお戻りください。 以上で表彰状の伝達を終わります。--------------------------------------- △議長挨拶 ◎議会事務局長宮澤祐仁君) 次に、令和2年第3回韮崎市議会定例会の開会に当たりまして、宮川議長よりご挨拶を申し上げます。     (議長 宮川文憲君 登壇) ○議長(宮川文憲君) 開会に当たり一言ご挨拶を申し上げます。 本日、令和2年第3回定例会が招集されましたところ、議員並びに執行部各位におかれましては、多用な中ご参集いただき、厚く御礼を申し上げます。 さて、新型コロナウイルスの感染、収束の兆しは見えず、山梨県内でも新たな感染者が相次いで発生しております。このような中、県では、国の特別措置法に基づき感染防止への協力要請を再度延長し、引き続き緊張感を持って感染拡大の防止が図られておるところでございます。 新型コロナウイルスによる地域経済への影響は甚大で、経済活動の縮小、景気低迷、雇用情勢の悪化は、深刻さを増すばかりであります。 市では、感染防止策と併せ、その影響を最小限にするため、独自の支援策を打ち出し、スピード感を持って対応されておるところでありますが、我々市議会といたしましても、この深刻な局面において、市民の皆さんに寄り添い、市民生活及び経済活動の平常化のため、施策の充実を推進してまいる所存でございます。 本日から令和2年第3回定例会が開会いたしますが、新型コロナ関連事業をはじめ各案件について、議員各位におかれましては、公正かつ適切に審査、審議を尽くされ、円滑な議会運営にご協力を賜りますようお願い申し上げ、開会の挨拶といたします。--------------------------------------- △開会及び開議の宣告 ○議長(宮川文憲君) ただいま出席している議員は16名であります。 定足数に達しておりますので、令和2年第3回韮崎市議会定例会を開会いたします。 本日の会議を開きます。 議長よりお願い申し上げます。 議場内での携帯電話の電源は切っていただきますようお願い申し上げます。 また、議場内ではクールビズを実施しております。暑く感ずる方は上着を脱ぐことを許可いたします。                             (午前10時05分)---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(宮川文憲君) これより日程に入ります。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に、6番、小沢栄一議員、10番、守屋 久議員を指名いたします。--------------------------------------- △諸報告 ○議長(宮川文憲君) 日程第2、諸報告を行います。 先ず、議会の会務報告でありますが、第2回定例会以降の会議の概要につきましてはお手元に配付した報告書のとおりであります。 次に、監査委員から地方自治法第235条の2第3項及び第199条第2項、第4項、第7項の規定に基づく例月現金出納検査、行政監査・定期監査及び財政援助団体に対する監査の結果報告は、お手元に配付のとおりであります。 次に、市長から本定例会に提出する案件が送付されております。お手元に配付の議案目録(その1)のとおりでありますので、ご了承願います。 次に、教育委員会から議会に提出すべき事項として、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定により報告書が提出されました。お手元に配付のとおりであります。 つきましては、この際、その内容の説明を求めます。 佐藤教育課長。 ◎教育課長(佐藤道平君) 地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定に基づき、令和元年度の教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行状況の点検・評価を行いましたので、その内容をご説明いたします。 報告書をご覧ください。 報告書1ページは、教育委員会機構図及び教育委員教育委員会の所管する教育文化施設の一覧及びその職務であります。 2ページから5ページまでは、教育課各担当の職員体制及び事務分掌であります。教育委員会の職務及び担当ごとの事務分掌を踏まえ、多種多様なニーズに的確に対応すべく事務を執行したところであります。 6ページをご覧ください。 韮崎市の教育大綱の抜粋であります。平成31年度から令和4年度までの本市の教育方針を示したものであります。 基本理念は、「心身ともに健やかに 自ら学び 明日に夢を抱き 郷土を愛する 心豊かなひとづくり」であります。この基本理念を実現するため、下段に記載の3つの基本方針を定めております。 7ページをご覧ください。 推進体系であります。第7次総合計画や国の第3期教育振興基本計画を踏まえた大綱の位置づけと、目標を実現するための基本方針を推進するための各種計画の関係を図示したものであります。 8ページをご覧ください。 3、学校教育であります。県の教育振興基本計画学校教育指導重点を基に、本市におきましては、子どもたちに未来の創り手となるために必要な資質・能力を確実に備えることのできる学校教育の実現を図り、「確かな学力」「健やかな体」「豊かな心」を総合的に捉え、学校全体で教育課程を改善するカリキュラムマネジメントを充実させ、教育課程の編成・評価・人的物的環境の整備に取り組んでまいりました。 (1)学校教育の充実であります。「やさしさと思いやりを育み、楽しく学ぶことができる教育の充実」を目指して、①の将来につながる「生きる力」を育む教育の推進から④の学校・家庭・地域の連携による教育力の向上の4点を推進、整備しております。 各項目の主な内容につきましては以降記載のとおりでありますが、具体的な事例を挙げますと、②の教育内容の充実では、教員のICT活用能力の向上を図るため、ICT支援員2名を新たに配置したところであります。 9ページをご覧ください。 (2)学校教育指導重点として、①確かな学力の育成から、以下、⑤特別支援教育の推進まで、項目ごとに具体的な指導重点が示されております。 10ページをご覧ください。 本市の学校教育推進方針であります。先ほどの6ページでご説明いたしました教育大綱基本理念を実現するため、学校教育の分野での推進方針として、「確かな学力の育成」「豊かな心の育成」「健やかな体の育成」「学校教育の全体をとおして生きる力を育む」「防災・安全の確保」の5つを掲げ取り組んでまいりました。具体的な取組は記載のとおりであります。 11ページをご覧ください。 4、社会教育であります。 先ず、(1)青少年の健全育成と社会参加であります。 社会教育委員の会や公民館連絡協議会のほか関係団体と連携する中で、①から④に記載のとおり、指導者・保護者への研修、学校・家庭・地域との連携強化とその支援、インターネットや携帯電話でのトラブルのほか危険ドラッグの認識を高めるなど、犯罪等から青少年を守る取組を行いました。 ⑤から⑦は、親子ふれあい事業、リトルキャンプによる自然体験、スポーツ少年団による地域美化活動等々を実施し、ふるさとの自然や地域の方々と触れ合う機会を創出してまいりました。 ⑧の青少年育成プラザ「ミアキス」は、中高生の交流拠点として、自らの新たな可能性を見いだす機会を提供できる施設としてさらに活動の幅を広げております。 次に、(2)生涯学習の推進であります。 ①から⑤に記載のとおり、「いつでも・誰でも・どこでも」をモットーに、子どもから高齢者まで多様なニーズに応えるための講座や生涯学習フェスタの充実など自主的な学習活動を支援し、効果的な社会教育を推進いたしました。併せて、生涯学習施設の改修整備に努めたところであります。 次に、⑥から⑧は市立図書館の活動状況であります。生涯学習を支援する中核的施設として図書館の充実とサービスの向上を図り、より多くの市民にご利用いただけるよう努めました。また、図書館の自主事業として、子ども向け読み聞かせ事業、セカンドブック事業放課後子ども教室や保育園へのお出かけ子ども図書館などを実施し、子ども読書活動推進計画に沿った事業を展開いたしました。 12ページをご覧ください。 (3)次代へつなぐ歴史・文化の醸成であります。 ①から⑤に記載のとおり、韮崎市文化協会、武田の里文化振興協会文化ホール大村美術館等が連携し、市民の幅広い世代が優れた芸術文化に触れる機会の提供、また活動グループの育成のため、発表、展示の機会の提供に努めてまいりました。 ⑥から⑨は、郷土の偉人たちの企画展、民俗資料館を中心としての文化財保護に向けての学習講座により、ボランティアの育成や地域資源の掘り起こしを兼ねた歴史再発見ウォークなどを開催いたしました。 13ページをご覧ください。 5、スポーツ振興であります。 (1)スポーツ活動の充実についてであります。 ①から②は、親子で親しむスポーツ活動の推進、スポーツ少年団活動の推進として、子どもがスポーツに触れる機会の充実を図りました。 ③から⑥は、韮崎スポーツクラブの活動の推進のほか、体育協会、スポーツ推進委員会各種競技団体等、多くの関係団体等と連携した中で、市体育祭り、健康寿命の延伸を目的とした軽スポーツニュースポーツ教室の開催、体力測定などを実施いたしました。 ⑦から⑩は、スポーツ推進委員競技指導者の養成を目的とした研修会の開催、また競技力向上へ向けた研究、ボランティア確保のための啓発活動などを行ったところであります。 ⑪は、武田の里ウォークなど市内外から多くのお客様を招いてのイベントを開催し、本市のPRにも努めたところであります。 ⑫は、スポーツ施設の適切な運営と維持管理を行い、市民の利用しやすい環境づくりに努めました。 (2)スポーツ関連施設の整備についてであります。 ①は、市営総合運動場整備基本構想の策定経過と、同基本計画に公民連携手法の導入など、今後の全体方針を決定した内容であります。 ②は、中田屋内運動場の整備完了と本年度整備予定円野屋内運動場の整備を進め、スポーツ施設整備計画に基づき地域体育館の整備を進めた内容であります。 各担当の事務事業の実施状況は以上であります。 これらの実績を踏まえ、15ページからは教育委員会の自己点検・評価結果であります。 評価は、教育長、教育委員4名及び各小・中学校の管理職から学年主任までの職員70名が、無記名のアンケート方式で本年2月に実施いたしました。 評価の区分については、A評価は、十分である、あるいは目標に達している、達成率85%以上。B評価は、おおむね十分である、あるいはほぼ目標に達している、達成率65%以上。C評価は、不十分である、あるいは目標に達していない、達成率65%未満。A、B、Cの評価ごとに回答者数を100分率で記載する形を取っております。 1、教育委員会については、教育長及び教育委員の回答で、事務局との連携、首長との連携ともにA回答であります。 2、学校教育、(1)学校教育全般に対する外部評価を同じく教育長及び教育委員が行いました。aからiまで9つの項目中、評価が十分であるA回答100%は2項目であり、昨年度のA回答の6項目からは2項目減少いたしましたが、学校教育全般ではおおむね十分であるという評価であります。 (2)学校の内部評価は教職員からの回答であります。 a学校の組織編成から16ページ下段、i教職員の厚生・福利まで全ての項目を平均しますと、A評価で73.1%、B評価26.6%、C評価0.3%となっております。A評価とB評価を合わせますと97.7%となっており、前年とほぼ同水準となっております。 次に、17ページをご覧ください。 3、社会教育教育委員の回答です。 a生涯学習の推進・充実からgスポーツ振興までを平均しますと、A評価は86.7%、B評価は13.3%、C評価はゼロ%であり、こちらはA評価とB評価を合わせますと前年同様100%となっております。 最後に、18ページ、7、教育委員会が所管する歳出決算の概要の一覧であります。 アンダーラインで示す18億9,852万5,000円が決算額となります。一般会計に占める歳出決算額の割合は13.25%であります。 以上、令和元年度の教育委員会行政の執行状況の点検・評価結果の報告を終わります。 ○議長(宮川文憲君) 説明は終わりました。 本件は報告事項でありますので、ご了承願います。--------------------------------------- △会期の決定 ○議長(宮川文憲君) 日程第3、会期の決定を議題といたします。 本件につきましては、議会運営委員会が開かれておりますので、議会運営委員長の報告を求めます。 清水康雄議会運営委員長。     (議会運営委員長 清水康雄君 登壇) ◆議会運営委員長清水康雄君) 議会運営委員会の報告を行います。 令和2年第3回定例会の開会に当たり、去る8月27日午前9時30分より、浅川議員を除く全委員の出席と、執行部から内藤市長、内藤副市長、筒井総務課長長谷川総合政策課長議会事務局から局長、リーダーの出席を得て議会運営委員会を開催いたしました。 お手元に配付されております令和2年第3回韮崎市議会定例会議案目録(その1)のとおり、提出議案の説明がございました。 次に、本定例会について慎重に審査した結果、お手元に配付の会期日程表のとおり、本日9月3日から9月24日までの22日間とすることに決しました。 以上で議会運営委員会の報告は終わります。 議長をして、よろしくお取り計らいのほどをお願いいたします。 ○議長(宮川文憲君) 議会運営委員長の報告は終わりました。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、委員長の報告のとおり、本日から9月24日までの22日間とすることにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(宮川文憲君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は22日間と決定いたしました。 なお、会期中の会議予定につきましては、委員長の報告のとおり、お手元に配付の第3回定例会会期日程表によりたいと思いますので、ご了承願います。 また、代表質問及び一般質問の要領など申合せ事項につきましても了承され、議会運営に協力されんことを望みます。---------------------------------------市長所信表明 ○議長(宮川文憲君) 日程第4、市長所信表明を行います。 内藤市長。     (市長 内藤久夫君 登壇) ◎市長(内藤久夫君) 本日ここに、令和2年第3回市議会定例会の開会に当たり、提出いたしました案件のうち主なるものにつきましてその概要を申し上げ、併せて私の所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。 令和2年7月豪雨は、九州、中部、東北地方をはじめ全国各地において、家屋への被害や多くの人命が失われるなど甚大な被害をもたらしました。被災された皆様に謹んでお見舞いとお悔やみを申し上げます。 このたびの豪雨は、これまで経験したことのない雨量により、避難する間もなく短時間での冠水や浸水、また河川の氾濫などによる被害が多く見られ、避難勧告や避難指示をいかに迅速に、また的確に発するかという点の重要性を再認識いたしました。 また、改めて自分の命は自分で守ることが肝要であると痛感したところであり、今後も、市民の皆様とともに安全と安心の確保に努めてまいります。 新型コロナウイルス感染症につきましては、日を追うごとに感染者が増え、県内では第2波到来と言わざるを得ず、本市でも予断を許さない状況であります。 市民の皆様には、「3密の回避」、「ソーシャルディスタンスの確保」、「手洗いの徹底・咳エチケットの実施」、「マスクの着用」を基本とする新しい生活様式の実践による対策を行い、「感染しない、させない」という意識で適切な行動に努めていただき、引き続き感染拡大の防止に対するご協力をお願いいたします。 一方、国内経済への影響についてでありますが、政府は、リーマン・ショックよりも厳しい状況であると、今後、深刻な落ち込みが避けられないとの認識を示しており、県内の有効求人倍率も約5年ぶりに1倍を割り込むなど、好転する兆しが見えない雇用情勢でありますが、国の動向を注視しながら、市内の経済状況にも細心の注意を払っていく必要があると考えております。 このような中、本市におきましては、これまで様々な対策を実施してまいりました。 先ず、「ママパパがんばれ応援金」として市独自に特別定額給付金の対象を拡大し、4月28日以降の新生児に10万円を支給しており、既に給付を受けた方からは感謝の言葉が寄せられているところであります。 また、子育てと仕事を独りで担う低所得者のひとり親世帯に対する特別給付金は、先月末に基本給付の支給を行い、急激な収入減少等に対する追加給付につきましても迅速な対応に努めているところであります。 さらに、授業形態の変化やアルバイト先の休業などにより通常通りの学生生活を送ることができない大学生等に対し、クオカードをお送りし、未来を担う学生の皆さんを応援するとともに、近い将来、ふるさと韮崎まちづくりに様々な形で参画していただけることを期待しております。 次に、店舗等での感染対策として、施設の改修や顧客確保等の経費に対する補助を実施し、事業者の負担軽減と市民及び観光客等が安心して利用できるよう取組を進めております。 また、イベントや旅行の自粛により、農産物の売上げが減少するなど影響を受けている農家に向けた支援につきましては、サクランボなどを市が適正価格で買い取り、PRを兼ね県外で販売いたしました。 さらに、繁忙期を迎えた農家の労働力確保及び福祉作業所内での密集・密接した職場環境の緩和のため、就労継続支援事業所に委託し、ブドウの傘かけや醸造用コンテナの洗浄などの作業を行う農福連携による支援を行っているところであります。 今後さらなる取組といたしましては、地域における消費を喚起、下支えするため、総額3億9,000万円、うち30%分のプレミアムがついた「チームにらさきエール商品券」の販売を11月から予定しておりますので、多くの方のご利用をお願いいたします。 次に、小・中学校の修学旅行につきましては、感染症予防対策として、バス車中での密を回避するため台数を増便して実施することとしておりますが、各学校において引率に当たる養護教諭のほか看護師1名を増員し、健康管理に万全を期すとともに、当初予定していた目的地を変更し、感染リスクを低減することにより、保護者の皆様の不安解消と児童・生徒が安心して楽しめるよう支援を行ってまいります。 コロナ禍において様々な制約の中、修学旅行が児童・生徒の大切な思い出となることを願っております。 その他といたしましては、感染症のリスクが高く、緊急事態宣言発令期間中にもかかわらず休むことができなかった保育業務等の従事者に対し、子育て支援従事者慰労金を支給いたします。 また、大村記念図書館にウェブ上で書籍を閲覧できる環境を構築するため、電子図書システムを導入し、利便性の向上と利用者層の拡大につなげてまいります。 次に、本年度の主な事業の動向について申し上げます。 先ず、健康づくりの推進についてであります。 この冬におけるインフルエンザ新型コロナウイルスの同時流行を予防し、併発による重篤化の回避と医療現場の負担軽減のため、高校3年生までの市民を対象に、インフルエンザ予防接種の費用助成を実施いたします。 次に、医療体制の充実についてであります。 市立病院におきましては、毎週火曜日に泌尿器科の専門外来を行っておりますが、このたび、山梨大学医学部のご協力により、来月1日から毎週木曜日を追加し週2日の診察ができることとなり、受診機会の拡大と利便性の向上につながるものと考えております。 なお、眼科につきましては、明年度からの常勤医師派遣を前提に山梨大学医学部に要請しているところであります。 次に、防災体制の強化についてであります。 過日の総合防災訓練では、災害対策本部と避難所等をオンラインで結び、情報共有を図るほか、防災アプリに新たに追加した被害状況確認機能写真投稿機能が円滑に活用できるよう、地域における避難や被害状況を各地区から本部に伝達するなど、コロナ禍における訓練を実施いたしました。 次に、子育て支援の充実についてであります。 先月より運用を開始した「ニーラ子育て応援アプリ」につきましては、予防接種をはじめ乳幼児健診などのお知らせや、月齢に合わせた子育て支援情報をタイムリーに発信することが可能となり、妊娠期から子育て期を通した育児サポートの充実に努めてまいります。 次に、スポーツ活動の充実についてであります。 過日、建設予定地において起工式が執り行われた円野屋内運動場につきましては、地域の中心となる多目的利用施設として、明年3月の完成を目指し工事を進めてまいります。 次に、公共交通網の整備についてであります。 公共交通空白地域や不便地域の解消及び感染症の影響により利用者の減少が著しいタクシー業界を支援するため、10月から、市民乗り合いタクシーの実証実験を開始いたします。韮崎駅を起点に、富士見ケ丘から穴山町石水を経由し円野町宇波円井までの穴山線と、上ノ山を経由し穂坂町上今井までの穂坂上今井線、穂坂町上ノ原を経由し三之蔵までの穂坂三之蔵線の3路線において毎日4便を運行し、市民生活を支える移動手段について調査・研究してまいります。 次に、道路の整備についてであります。 社会資本整備総合交付金の確保により、市道穂坂97号線につきましては、地権者及び関係機関との協議を重ね詳細設計を進めていくとともに、橋梁点検により耐震補強が必要となった大坪橋及び西割大橋の修繕工事を実施するなど、地域住民の安全と利便性の向上を図ってまいります。 次に、商工業の振興についてであります。 東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ株式会社において先月より新工場での操業が開始され、企業立地助成金の指定申請を受け付けたところであります。 助成金は、昨年度から上ノ山・穂坂地区工業団地で2件の実績があり、今後も入居企業からの申請が予定されておりますが、企業の積極的な投資による税収と雇用の場の確保が図られるものと期待しております。 次に、魅力ある観光施策の充実についてであります。 毎年10月に実施しております「武田の里フェスタ・韮崎」及び「にらさきワインフェスティバル」は残念ながら中止とし、本年度は、感染症と闘う全ての人々への感謝の気持ちを発信するため、「サンクスフェスタ・韮崎」を開催する予定であります。開催に当たっては、感染予防を徹底し、イルミネーションや市民からのメッセージを送るプロジェクションマッピングを企画しております。 次に、文化・芸術の振興についてであります。 韮崎大村美術館において、当館所蔵品の中でもご覧いただく機会が少なかった男性作家の作品にスポットを当てた企画展「美を探るⅠ」を明後日から開催いたします。 なお、今月19日からは、市民交流センターニコリの地下アートギャラリーにおいて、世界40の国と地域や市内の子どもたちから応募された絵画を展示する世界児童画展を初めて県内で開催いたしますので、多くの方にご覧いただきますようお願いいたします。 次に、今議会で認定をいただく令和元年度決算についてであります。 一般会計につきましては、歳入総額は147億4,790万4,000円、前年度に比べ6.2%の減、歳出総額は143億2,926万2,000円、前年度に比べ6.3%の減となっております。歳計剰余金は4億1,864万2,000円で、翌年度への繰越財源を差し引いた実質収支は2億7,584万4,000円であります。 また、実質単年度収支は、財政調整基金の繰入れ等も含め5,375万8,000円と、昨年度よりも赤字額は減少いたしましたが、2年連続の赤字となっております。 なお、財政構造の弾力性を示す経常収支比率につきましては89.8%と、法人市民税や普通交付税の経常一般財源の大幅な減により、前年度より5.6%悪化しております。 次に、健全化判断比率につきましては、実質公債比率が0.4%減の9.4%、将来負担比率は5.6%増の76.3%となり、いずれの指標も早期健全化基準を大きく下回る結果となっております。 また、特別会計につきましては、実質収支の総額が9,990万5,000円となり、病院事業会計、水道事業会計におきましても純利益を出すなど、堅実な財政運営を行うことができたところであります。 議員各位のご協力と市民の皆様のご理解に支えられ、令和元年度も健全財政を維持できたところでありますが、なお一層、効率的な予算執行に取り組み、将来を見据えた計画的な財政運営に努めてまいる所存であります。 次に、本日提出いたしました審議案件につきましては、さきの6月議会以降の新たな行政需要に対応するため、条例等の改正のほか、予算につきましても補正の必要が生じましたので対処いたしたところであります。 これにより、今議会でご審議をお願いする案件は、報告案件6件、予算案件8件、条例案件1件、認定案件16件であります。このうち、一般会計補正予算案についてその概要を申し上げます。 今回の補正は、法人市民税の減額や前年度繰越金、地方交付税等の確定に基づく歳入予算を計上したほか、定期人事異動に伴う職員給与費の補正、新型コロナウイルス感染症対策に係る追加事業並びに緊急性を生じた諸事業を中心に編成したところであります。 先ず、議会費につきましては、タブレット端末やモバイルルーター等の購入経費として議会活動費に174万5,000円を追加計上するなど、総額565万円を増額補正しております。 次に、総務費であります。 令和元年度決算における実質収支の2分の1相当額を積み立てるため、財政調整基金積立金を1億3,792万2,000円、市民交流センターニコリの懸垂幕設備点検業務委託経費のほか、新型コロナウイルス感染症による休業要請のため、施設を閉館していた指定管理者に対する休業等協力金として、市民交流センター管理運営費を348万6,000円増額するなど、総額1億8,322万1,000円を増額補正しております。 次に、民生費であります。 新型コロナウイルス感染症拡大の中、市内の保育施設において献身的に従事されている保育士等に対する慰労金などとして、子ども・子育て支援事業費に1,585万4,000円、健康ふれあいセンターの指定管理者に対する休業等協力金として、管理運営費に927万4,000円を追加計上するなど、総額4,933万9,000円を増額補正しております。 次に、衛生費であります。 定期人事異動により水道事業会計補助金を1,681万円減額する一方、医療機器購入や診察室改修工事に係る補助として、病院事業会計補助金を1,563万5,000円、新型コロナウイルス感染症の影響による県小児救急医療事業負担金の追加経費として、医療体制支援事業費を263万7,000円増額するなど、総額995万6,000円を増額補正しております。 次に、労働費につきましては、勤労青年センターの消防設備修繕経費として管理運営費を33万円増額補正しております。 次に、農林水産業費であります。 農業用水路取入口の土砂しゅんせつや橋、ため池の点検経費として、農道水路維持管理費に494万4,000円、支障木整理や有害鳥獣対策としての緩衝帯設置などの森林整備経費として、林業総務一般事務費に373万1,000円を追加計上するなど、総額1,487万8,000円を増額補正しております。 次に、商工費であります。 工場を建設した企業に対する企業立地助成金として、企業立地支援事業費に1億2万1,000円、空き店舗を改修し新たに事業を開始するための助成金として、中小企業等支援事業費に209万5,000円を追加計上するなど、総額1億9,638万8,000円を増額補正しております。 次に、土木費であります。 資本費平準化債の借入額の増額等により、下水道事業会計補助金を4,894万3,000円減額する一方、社会資本整備総合交付金の内示による大坪橋などの修繕経費として、道路施設長寿命化推進事業費を4,873万円、道路詳細設計への追加経費として、市道穂坂97号線道路整備事業費を1,595万円増額するなど、総額2,912万2,000円を増額補正しております。 次に、消防費であります。 消防団員等公務災害補償等共済基金の助成金を活用し、消防団員の装備品を購入するため消防団運営事業費を128万1,000円、避難所での停電に備えるためのポータブル蓄電池のほか、災害時の医療救護所や保健師が避難所を巡回する際に必要となる医療資機材などの購入経費として、災害対策事業費を2,188万6,000円増額するなど、総額2,403万6,000円増額補正しております。 次に、教育費であります。 小・中学校の体育館や市営総合運動場体育館、地域屋内運動場に設置する冷風機購入経費などとして、小学校施設管理事業費を364万7,000円、中学校施設管理事業費を157万8,000円、社会体育振興事業費を842万1,000円増額し、文化ホールの指定管理者に対する休業等協力金として、管理運営費に230万8,000円を追加計上するなど、総額3,016万2,000円を増額補正しております。 以上の結果、一般会計補正予算額は5億4,308万2,000円の増額補正となり、現計予算額は183億5,437万6,000円となります。 次に、特別会計であります。 国民健康保険特別会計につきましては、県支出金償還金の増などにより292万3,000円の増額補正、後期高齢者医療特別会計につきましては、繰越金確定による広域連合納付金の増などにより184万8,000円を増額補正しております。 介護保険特別会計につきましては、令和元年度決算に基づき、国庫支出金等償還金に7,603万4,000円、積立金に2,319万2,000円を追加計上するなど、総額9,650万6,000円の増額補正、介護サービス事業特別会計につきましては、定期人事異動により154万7,000円を増額補正しております。 また、病院事業会計につきましては、新型コロナウイルス感染症による医業収益の減や職員給与費の減、10月からの泌尿器科外来の医療機器の購入などにより総額2,292万円の減額補正、水道事業会計につきましては、茅野北杜韮崎線の道路改良工事に伴う水道管移設工事費の増や職員給与費の減などにより、総額1,192万8,000円の増額補正、下水道事業会計につきましては、資本費平準化債や消費税還付金の増と一般会計補助金の減などにより、総額39万2,000円を減額補正しております。 その他の案件につきましては、いずれもその末尾に提案理由を付記してありますので、よろしくご審議の上ご議決あらんことをお願い申し上げます。 ○議長(宮川文憲君) 以上で市長の所信表明は終わりました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(宮川文憲君) 以上をもちまして本日の会議は全部終了いたしました。 明日4日から9月13日までは議案調査のため休会であります。 休会明け本会議は、9月14日午前10時会議を再開し、市政一般についての質問を行います。 本日の会議はこれをもって散会といたします。                             (午前10時51分)...